HOME >> 10 周年記念事業 ぶどうプロジェクト >> ぶどうプロジェクトNo.13 1月ぶどうの様子
ぶどうプロジェクト
収穫を終えて、のんびり余韻に浸っていると、瞬く間に冬が到来します。今冬は特に12月上旬~下旬に寒波が到来し、マイナス10度を記録しました。1月も下旬になるとマイナス5~10度を記録しています。
1月下旬のぶどう畑。後ろの山は鳳凰三山(左)と甲斐駒ケ岳(右):撮影はN氏
厳冬期に入ると多くの農作業はなくなりますが、ぶどうなどの果樹は重要な作業が待っています。
“剪定”です。どのような形の木にするか、どうしたら実を良く付けることができるか、すべて剪定にかかっています。
剪定前のぶどうの木
気温は1~5度ですが、雪上で八ヶ岳おろしが吹くと体感は氷点下となり、作業の継続は3時間が限度です。作業後の温泉は格別です。
前方が剪定済み、後方は未選定
剪定には、前年の結果母子を残す短梢剪定と前年伸びた結果枝を残す長梢剪定があります。いずれも前述の今年のあるべき姿から判断して選定します。
真ん中の2本は前年の結果枝で本年の結果母枝にします。2本は春になって水が上がってきたら左右に振り分け、第1の鋼線に結束します。
簡単なようですが、相手は生き物、判断に迷う事例が少なくありません。そこで、すぐに判断せず、春の芽吹きを待って決断することにしています。大きなぶどう園ではこのような手間のかかることはしませんが、今後の降雪による被害もないわけでないので、こうした手法を採用しています。
真ん中の上に伸びている枝は元気に育っています。一方左に伸びている結果枝はあまり元気ではありません。4月上旬にどちらを結果母枝にするか判断します。
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