HOME >> 10 周年記念事業 ぶどうプロジェクトぶどうプロジェクトNo.14 3月のぶどう畑

ぶどうプロジェクト

雪もなくなり、3月になると温かい日も出てきました。そこで、ぶどうの皮の下に隠れている虫の殺虫や昨年悩まされた菌類の殺菌のために農薬の一種である石灰硫黄合剤(せっかいいおうごうざい)を散布しました。これは、古くからある農薬で、正しく使う限り、安全性は比較的高いとされる、有機農産物に使うことのできる農薬の一つです。しかし、腐った玉子や硫黄を含む温泉の臭いで、マスクなしでは扱えません。また、目に入ると失明の恐れもあるため、メガネも必要です。

石灰硫黄合剤は粉末ではなく液体

10倍に薄めて噴霧器にいれる

10リットルを背負い、一本一本丁寧に噴霧

 我々のぶどう畑に刺激されてか、耕作仲間のGさんが新たにぶどう畑を開始しました。ここは昨年まで耕作放棄地で、茅やクズが生い茂っていたところで、人力では半年はかかるため、ユンボを入れ畑にしました。
 Gさんの奥さんは“自然派ワイン”の輸入業者で、“自然派”へのこだわりは半端ではありません。有機栽培は当然ですが、畑内に金属を持ちこむことは厳禁です(作業に使う機器は例外ですが)。そのため支柱は、水に強く腐らない栗の木を山から採ってきています。栽培方式は、我々の方式と同じ垣根式です。支柱間をつなぐ鋼線も金属ですので、ビニールのひもを使用しています。
 また、風通しを良くするために木の間、列の間を通常よりも広く取っています。

支柱は栗の木、右がGさん

 植えた種はピノ・ノワールで、赤ワインの代表的な種です。今回は、50本植えましたが、今後徐々に増やしていく予定。今回、畑地化したところを全て植えるとすると200本は可能です。

耕作仲間総動員で植樹

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