セミナー
月日 | テーマ | 案内人 |
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4月19日(水) 18:30~20:00 |
2050年までに「自然エネルギー100%」は実現できる! | 株式会社システム技術研究所 所長 NPO法人循環型社会研究会 理事
槌屋 治紀氏 |
異常なほどに暑い夏、暖冬でありながら豪雪が見舞う冬、急激な集中豪雨、洪水の多発など温暖化の影響を疑わせる現象が日本でも増えてきました。2016年、日本は世界各国とともにパリ協定を批准しました。温室効果ガスの排出を削減し、気温上昇を2℃未満に、できるなら1.5℃に抑える努力をする国際的な約束をしました。このためには21世紀の中ごろには化石燃料を消費しない社会へ移行する計画が必要になります。日本政府は2050年までに温室効果ガスを90年比で80%削減するという長期目標を決めていますが、具体的には進展していません。
温暖化を止めるには、省エネルギーによってエネルギー消費を減らし、石油・石炭・ガスなどの化石燃料を自然エネルギーに転換していく長期的な計画が必要です。2050年にはエネルギー消費はどのくらい削減できるのでしょうか? 国内の自然エネルギー資源を使って将来のエネルギー需要を満たせるのでしょうか? 気象条件によって変動する太陽光発電と風力発電から安定な電力を供給できるのでしょうか? そして費用はどのくらいかかるのでしょうか?
こうした疑問に答えるために、国際的な自然保護団体WWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)は、「100%自然エネルギーシナリオ」の研究をシステム技術研究所に委託し、2月にその研究結果を発表しました。今回の循環研セミナーでは、当研究会の理事であり、この研究を行ったシステム技術研究所の槌屋所長が報告します。地球温暖化、省エネルギー、自然エネルギーに関心をお持ちの方はぜひご来場ください。
【槌屋治紀氏のプロフィール】
東京大学工学部機械工学科、同大学院博士課程修了。工学博士、システム工学専攻。1979年(株)システム技術研究所を設立。電子ブックの開発、太陽電池コストの学習曲線による分析、太陽光発電と風力発電のシミュレータの開発、100%自然エネルギーシステムの研究を行っている。IPCC報告書の作成協力で、2007年IPCCのノーベル平和賞受賞に際し協力証書を授与される。2011年から2013年にかけてWWFジャパンの「低炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案」を作成した。国立環境研究所「脱温暖化2050」アドバイザーをつとめる。 著書:『エネルギー耕作型文明』(東洋経済、1980)、『燃料電池』(筑摩書房,2003)、『調べてみようエネルギーのいま・未来』(岩波ジュニア新 書,2003)、『これからのエネルギー』(岩波ジュニア新書,2013)、共訳:『ソフトエネルギーパス』(時事通信社,1979)など。
開催日時 2017年4月19日(水)18:30~20:00
開催場所: 東京スクエアガーデン 6F 中央区立環境情報センター研修室2
〒104-0031 東京都中央区京橋三丁目1番1号
銀座線「京橋駅」A3出口直結
有楽町線「銀座1丁目」7番出口2分
都営浅草線「宝町駅」A4出口2分
JR『東京駅』八重洲南口6分
JR『有楽町駅』京橋口6分
参加費:無料
☆お申込み/お問い合せ先☆
NPO法人循環型社会研究会 事務局
電話番号:03-6262-5946
FAX番号:03-5542-1062
E-Mail:junkan@nord-ise.com ホームページ: https://junkanken.com
〒104-0031東京都中央区京橋3-3-14 京橋AKビル6F
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