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フィールドワーク

月日 テーマ 場所
2002年3月30日 千葉県鴨川の棚田と中山間地域を歩く 千葉県鴨川市
大山千枚田
 2002年3月30日、循環研フィールドワーク「千葉県鴨川の棚田と中山間地域を歩く」が行われました。
棚田とその周辺を歩き、中山間地域の実状と自然を感じ取るフィールドワークでした。
▲棚田の風景 ▲オリエンテーション ▲千枚田めぐり
▼報告
 参加者24名は、東京駅からチャーターしたバスに乗り込み、一路鴨川に向かった。棚田とその周辺を歩き、中山間地域の実状と自然を感じ取るフィールドワークははじめての試みである。
はじめて棚田を見る人、はじめて大山千枚田を訪れる人、誘われてとりあえず参加した人など参加者は多様であったが、良い天気のもと、1日楽しく過ごそう ということでは一致していた。峠を越え鴨川市に入ったバスは、まず「みんなみの里」という都市と農村の交流施設に立ち寄った。全体が見渡せるところで、バ スから下車した。上から眺めているだけと思いきや、多くの人は畦にまで降りて田圃の感触を楽しんだ。前日の雨によって田には水が張り、一段とその美しさは 増した。
ひとときの棚田の景観を堪能した後、棚田を一望できる丘の上に立つ「棚田倶楽部」を訪ねた。本日のコーディネーターの一人、大山千枚田保存会会 長の石田会長から約1時間のオリエンテーションを受けた。昼食後、石田会長の案内で「みんなみの里」までの約3時間のウォーキング。コースは千葉県で最も 高い愛宕山(海抜401m)の中腹を歩く。最後の集落を過ぎると、一年中水が枯れない「いさきの池」(うまい酒の池の意とか)、八大龍王の碑が現れる。そ して急登に入り、大きな岩石に大日如来を祭った頂に到着する。ここから、大山千枚田を眼下に見下ろす景観は素晴らしい。
頂からの帰路は、江戸時代に嶺岡の牧に放牧した馬を集めた「馬とり場」を見る。これらは案内板もなく、道もはっきりしないところも多く、案内人が必要で ある。整備をすべきか、ひっそりと保存すべきか、サミットを目前にして議論もあるようだ。このコースにはミニ棚田が随所にあり、その景観は大山千枚田に優 るとも劣らない。むしろ静かで良い。 今回のフィールドワークでは、改めて中山間地域には多くの「宝物」があることを実感した。

(*)循環研通信第2号より一部抜粋→全文はこちら

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