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2010年度 循環ワーカー養成講座
―環境問題と循環型社会に関する基礎的な知識と新しい視点を提供します!―

「循環型社会と原子力発電」

主催:特定非営利活動法人 循環型社会研究会(略称:循環研)
協賛:(株)サティスファクトリーインターナショナル(株)創英(株)ウェルシィ(株)ノルド社会環境研究所
後援:環境省中央区

2010年度の循環ワーカー養成講座は、全てのプログラムを終了しました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
引き続き循環研セミナー、フィールドワーク引き続きセミナーやフィールドワーク、
ワークショップ活動などを展開しますので、どうぞよろしくお願い致します。

循環ワーカー養成講座は、環境問題と循環型社会に関する基礎的な知識と新しい視点を提供する年6回の連続講座です。
今年のテーマは「循環型社会と原子力発電」。地球温暖化防止が大きな課題となる中、世界的にCO2排 出量の少ない原子力発電を推進する動きが見られます。一方、放射性廃棄物の問題をはじめ、原子力発電がそのライフサイクルにおいてもたらす環境負荷や健康 被害、事故や核拡散など将来世代にわたる脅威は小さなものではありません。核燃料サイクルは、しばしばエネルギー資源のリサイクルと表現されますが、それ は我々がめざす循環型社会や持続可能な社会と調和するものなのでしょうか。この機会に実態を勉強しながら考えてみたいと思います。

  1. 月に1回程度、アフター5の開催なので、無理なく受講できます。
  2. 少人数の講座なので、講師、受講生の交流による人脈の拡大と知恵の循環が図られます。
  3. 受講料10,000円には循環研の会費(年間6,000円)も含まれます。会員になると、6回の本講座のほかの循環研セミナーやフィールドワークなどにも会員割引料金で参加できます。
  4. 全6回のうち5回以上の参加者には、修了証と記録集を差し上げます。

【講座内容】

講座タイトル 講師 日程
1 われわれはなぜ脱原発をめざすのか 山口 幸夫 氏
(原子力資料情報室共同代表)
6/23(水)
終了
2 原発は温暖化防止に役立つか? アイリーン・美緒子・スミス 氏
(環境ジャーナリスト)
7/9(金)
終了
3 放射性廃棄物に関するわれわれの責任
-高レベル放射性廃棄物の地層処分について
増田 純男 氏
(元原子力発電環境整備機構理事)
8/4(水)
終了
4 日本の原子力関連施設周辺における活断層評価の問題 渡辺 満久 氏
(東洋大学 教授)
9/28(火)
終了
5 核燃料サイクル技術とその施設の安全性について 松本 史朗 氏
((独)原子力安全基盤機構 技術顧問)
10/14(木)
終了
6 原発のない社会は可能か 牛山 泉 氏
(足利工業大学 学長)
11/19(金)
終了

※講師の都合等により、講座内容、日程が一部変更になる場合がございますのでご了承ください。

  • 連続6回の講座(1回2時間程度。講義90分、質疑応答・意見交換30分)
  • 対象:環境問題に関心をもつ一般市民、学生、企業・団体の環境担当者など
  • 受講料:全6回10,000円(循環研会費1年分6,000円込み)
    各回とも個別講座を単独で受講される場合は、非会員2,000円/回 循環研会員1,000円/回となります。
    お支払いは、当日受付でお願い致します。
    学生の方(但し、30歳未満)は、半額料金になりますので、当日証明できるものをご持参ください。
  • 定員:30名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
  • 開催時間:各回とも18:30~20:30(開場は18:00からです)
  • 開催場所:ノルドスペース セミナールーム(東京都中央区京橋1-9-10 フォレストタワー8F)[地図]
    JR東京駅、地下鉄京橋駅・宝町駅・日本橋駅から、いずれも徒歩10~15分程度。

【講師のプロフィール】

山口 幸夫(やまぐち ゆきお)氏
1937年新潟県生まれ。1965年、東京大学数物系大学院修了。物性物理学専攻。工学博士。米ノースウエスタン大学、東京大学を経て、現在、原子力資料情報室共同代表。

アイリーン・美緒子・スミス(あいりーん・みおこ・すみす)氏
コロンビア大学で環境科学の修士号取得。71年秋から水俣病取材のため、水俣 に3年間住む。75年写真集「MINAMATA」の英語版をユージン・スミス氏と出版。 スリーマイル島原発事故調査のため、現地に1年間住みその後も住民インタビューを行う。83年以来、福井県若湾の原発の安全性の問題に取り組み、90年高 速増殖炉計画に反対する「ストップ・ザ・もんじゅ」事務局設立に参加。 原子力委員会の長計の円卓会議、高レベル廃棄物関連も招聘された。現在、日本の原子力政策、プルトニウム利用問題に取り組む市民グループ「グリーン・アク ション」代表。 京都在住。

増田 純男(ますだ すみお)氏
東京都出身。成蹊大学大学院工業化学専攻修士課程修了。1969年、動力炉・ 核燃料開発事業団(動燃)に一期生として入社、1976年から高レベル放射性廃棄物のガラス固化技術開発、1979年から地層処分研究開発に従事。 2000年、原子力発電環境整備機構(NUMO)に移籍。現在、非常勤参与として(財)原子力安全研究協会に勤務。

渡辺 満久(わたなべ みつひさ)氏
東洋大学社会学部教授。新潟県生まれ、東京大学理学系研究科地理学専攻博士課 程修了、理学博士。専門は地形学(変動地形学)。「新編 日本の活断層」(東大出版会)、「九州の活構造」(東大出版会)、「都市圏活断層図」(国土地理院)、「活断層地形判読-空中写真による活断層の認定」 (古今書院)などを共同執筆。国内および海外(中国・ロシア・韓国・台湾など)で活断層調査を実施。安全に原子力を利用するための活断層評価の問題点を指 摘している。

松本 史朗(まつもと しろう)氏
1941年東京生まれ、東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻修士課程 修了、東京工業大学原子炉工学研究所助手、ウィスコンシン大学化学工学科博士研究員、埼玉大学工学部環境化学工学科助教授、埼玉大学大学院理工学研究科教 授を経て、現在(独)原子力安全基盤機構 技術顧問。専門は化学工学、核燃料サイクル工学。

牛山 泉(うしやま いずみ)氏
1942年長野県長野市生まれ、上智大学大学院理工学研究科博士課程修了。 1971年足利工業大学機械工学科専任講師、助教授を経て1985年より教授、1998年放送大学客員教授、1998年中国・浙江工業大学客員教授、 1998年足利工業大学総合研究センター・センター長、2006年足利工業大学副学長、2008年から足利工業大学学長。日本機械学会フェロー、日本風力 エネルギー協会元会長、日本太陽エネルギー学会前会長、日本機械学会フェロー、日本太陽エネルギー学会前会長、日本風力エネルギー協会元会長、新エネル ギー産業技術総合開発機構風力委員会委員長、新エネルギー財団企画委員会委員長及び風力委員会委員長などを歴任。文部科学大臣賞(科学技術普及啓発功績 者)、国際協力推進協会学術奨励賞、World Renewable Energy Congressパイオニア賞など受賞歴多数。「新エネ・省エネの経済的導入法~実例に学ぶ計画と評価~」オーム社(2009)、「トコトンやさしい風力 発電」日刊工業新聞社(2010)、「エネルギー工学」オーム社(2010)など風力及びエネルギー関連著書多数。

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