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2011年度 循環ワーカー養成講座<―環境問題と循環型社会に関する基礎的な知識と新しい視点を提供します!―

「日本再生と農業」

主催:特定非営利活動法人 循環型社会研究会(略称:循環研)
協賛:(株)サティスファクトリーインターナショナル(株)ハル(株)ウェルシィ(株)ノルド社会環境研究所
後援:環境省中央区

2011年度の循環ワーカー養成講座は、全てのプログラムを終了しました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
引き続き循環研セミナー、フィールドワーク引き続きセミナーやフィールドワーク、
ワークショップ活動などを展開しますので、どうぞよろしくお願い致します。

循環ワーカー養成講座は、環境問題と循環型社会に関する基礎的な知識と新しい視点を提供する年6回の連続講座。今年のテーマは「日本再生と農業」です。
3.11の東日本大震災による津波と福島第一原発事故によって、日本はかつてない危機に陥っています。とりわけ、原発事故は、われわれの健康、とりわけ 子どもたちや若い命の未来に深刻な脅威を与え、生存の基盤である大気や大地、水などの環境を汚染しつづけ、その拡大阻止、収束のめども立っていません。今 後長期にわたって深刻な被害が予想されるのが、安全・安心を誇っていた日本の農業です。このどん底からの再起は、単なる「復旧」や「復興」ではなく、新た な日本の「再生」でなければなりません。この危機を新たな日本再生の好機ととらえ、われわれの食料や農業の基盤から日本の未来図と行動のあり方を考えてい きます。

  1. 月に1回程度、アフター5の開催なので、無理なく受講できます。
  2. 少人数の講座なので、講師、受講生の交流による人脈の拡大と知恵の循環が図られます。
  3. 受講料10,000円には循環研の会費(年間6,000円)も含まれます。会員になると、6回の本講座のほかの循環研セミナーやフィールドワークなどにも会員割引料金で参加できます。
  4. 全6回のうち5回以上の参加者には、修了証と記録集を差し上げます。

【講座内容】

講座タイトル 講師 日程
1 石油ピークと立体農業―3.11からの視点 石井 吉徳 氏
(もったいない学会会長)
6/14(火)
終了
2 原発事故被災農村から未来のシナリオを考える 糸長 浩司 氏
(日本大学生物資源学部教授)
7/5(火)
終了
3 キューバに学ぶ日本の農業と防災力 吉田 太郎 氏
(キューバ有機農業研究者)
8/19(金)
終了
4 大地を守るソーシャルビジネス 藤田 和芳 氏
(株式会社大地を守る会会長)
9/7(水)
終了
5 ミドリムシは地球を救う 出雲 充 氏
(株式会社ユーグレナ代表取締役)
10/5(水)
終了
6 グローバリズムと日本の食・農・環境 古沢 広祐 氏
(国学院大学大学院教授)
11/15(火)
終了

※講師の都合等により、講座内容、日程が一部変更になる場合がございますのでご了承ください。

  • 連続6回の講座(1回2時間程度。講義90分、質疑応答・意見交換30分)
  • 対象:環境問題に関心をもつ一般市民、学生、企業・団体の環境担当者など
  • 受講料:全6回10,000円(循環研会費1年分6,000円込み)
    各回とも個別講座を単独で受講される場合は、非会員2,000円/回 循環研会員1,000円/回となります。
    お支払いは、当日受付でお願い致します。
    学生の方(但し、30歳未満)は、半額料金になりますので、当日証明できるものをご持参ください。
  • 定員:30名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
  • 開催時間:各回とも18:30~20:30(開場は18:00からです)
  • 開催場所:ノルドスペース セミナールーム(東京都中央区京橋1-9-10 フォレストタワー8F)[地図]
    JR東京駅、地下鉄京橋駅・宝町駅・日本橋駅から、いずれも徒歩10~15分程度。

【講師のプロフィール】
石井 吉徳(いしい よしのり)氏
もったいない学会長、東京大学名誉教授。1955年東京大学理学部物理学科 (地球物理)卒業。:(株)帝国石油、石油開発公団、(株)石油資源開発などを経て、71年東京大学工学部資源開発工学科助教授、78年教授。93年退官 し名誉教授。国立環境研究所副所長を経て96年から98年まで所長。富山国際大学教授、物理探査学会長、日本リモートセンシング学会長、日本学術会議会 員、NPO地球こどもクラブ会長などを歴任。著書に『リモートセンシング読本』1981、オーム社、『エネルギーと地球環境問題』1995、『国民のため の環境学』2001、共に愛智新書、『豊かな石油時代が終わる』2004、丸善、『石油最終争奪戦ー世界を震撼させる「ピークオイル」の真実』2006、 『石油ピークが来た―崩壊を回避する「日本のプランB」』2007、『(知らなきゃヤバイ)石油ピークで食糧危機が訪れる』2009、日刊工業新聞など。

糸長 浩司(いとなが こうじ)氏
日本大学生物資源科学部教授、東京工業大学大学院修了、工学博士、一級建築 士。農村建築学会理事・編集委員長。NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン代表、NPO法人エコロジー・アーキスケープ代表、日本のエコビレッ ジ、パーマカルチャー、トランジッションタウンなどの活動をリードしている。日本全国での環境共生型で住民参画の村づくりを指導。20年近くエコロジカル で自立型の飯舘村のむらづくりを指導・支援してきた経緯から、今回の震災、原発事故においては、飯舘村後方支援チーム代表を務め、震災時からの継続的な支 援活動をしている。著書には、『地球環境時代のまちづくり』(丸善)、『地域環境デザインと継承』(彰国社)、『2050年から環境をデザインする』(彰 国社)などがある。

吉田 太郎(よしだ たろう)氏
1961年生まれ、筑波大学卒業。ソ連東欧圏の崩壊後、危機を転機にして自給自足の社会を再生・創造し、冷戦時代のモノカルチャー状態を脱していった キューバを現地に入って精力的にレポートしてきた。持続可能な社会へむけた社会経済的な具体的方向性を”農”の回路を通じて展望する。農業行政に携わりな がら、自らも休日に百姓をしていることでも知られる。おもな著作として、 『200万都市が有機野菜で自給できるわけ【都市農業大国キューバ・リポー ト】』 『1000万人が反グローバリズムで自給・自立できるわけ【スローライフ大国キューバ・リポート】』(築地書館刊)などがある。

藤田 和芳(ふじた かずよし)氏
1947年岩手県の農家に生まれる。上智大卒。1975年に市民NGO大地を 守る会、77年に社会的企業のさきがけとなる株式会社大地を設立。日本で最初に有機野菜の生産・流通・消費のネットワークづくりを推進。83年からNGO 「大地を守る会」会長、株式会社「大地を守る会」代表取締役。100万人のキャンドルナイト呼びかけ人代表、アジア農民元気大学理事長、ふるさと回帰支援 センター理事、食料・農林漁業・環境フォーラム幹事、日本NPOセンター評議員、ソーシャルビジネスネットワーク代表理事。著書に『有機農業で世界を変え る―ダイコン一本からの「社会的企業」宣言』(2010年工作舎)など。

出雲 充(いずも みつる)氏
株式会社ユーグレナ代表取締役。2002年東京大学農学部農業構造経営学専修 過程修了、株式会社東京三菱銀行(当時)入行。2004年 米バブソン大学プライス・バブソンプログラム修了、2005年 株式会社ユーグレナ設立。2007年 中華全国青年連合会主催第一回日中韓若手経済人コンテスト新人賞受賞。ユーグレナ(ミドリムシ)の特性を生かし、食料問題、環境問題など地球の課題の解決 を目指している。

古沢 広祐(ふるさわ こうゆう)氏
1950年東京生まれ。1974年大阪大学理学部生物学科卒。京都大学大学院 農学研究科(農林経済)博士課程研究指導認定。農学博士。目白学園女子短期大学助教授を経て、95年より現職。「環境・持続社会」研究センター (JACSES)代表理事。著作は『共生時代の食と農』(家の光協会)、『共生社会の論理』(学陽書房)、『地球文明ビジョン』(NHKブックス)など多 数。

2011年度循環ワーカー養成講座パンフレット ダウンロード[pdf]

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