HOME >> 10 周年記念事業 ぶどうプロジェクト >> ぶどうプロジェクトNo.3 植樹から1か月

ぶどうプロジェクト【No.3】

  植樹から早1ヶ月。この間、天候の変化は著しいものがありました。植樹直後の強風、その後の夏日に近い高温、乾燥注意報、そして一転して低温、霜注意報、 4月20日には雪が舞いました。連休に入っても霜注意報が毎日出ています。  ぶどうは乾燥には本来強いのですが、植樹直後の乾燥は心配で1度水をあげました。しかし、低温、霜は対応が難しいのが現実です。まだ、芽が堅いうちは良 いのですが、萌芽した直後の霜は大敵です。この間の霜でいくつかの芽が霜枯れ状態になってしまいましたが、他の芽が残り最悪の状態になってしまったのは数 本と思います。なお、天候ではなく苗の梱包、輸送途中で芽が落ち、萌芽しなかった苗については発売元から保障していただく旨の連絡をもらっています。  4月下旬になると、近くの野原ではワラビやノビル、コゴミが姿を現し、作業の最後にこれらを採り、ささやかですが春を感じさせる酒肴に変身させました。
▲近くの野原から芽を出したワラビ
5月に入ると多くの苗の芽がふくらみはじめています。最初に植えた「富士の夢」は蕾 も堅かったのですが、赤い毛に覆われた蕾が大きくなってきているのが見られます。一方、「ヤマソービニヨン」はすでに展葉期に入っている苗もあります。
▲ 展葉期に入ったヤマソービニヨン
5月に入り、草取りを初めて行うとともに2つの作業を行いました。一つは、今後の草 の防止と過乾燥防止のために苗の周辺に藁を敷きました。ぶどうを日常的に世話をする近所の耕作仲間では稲も作っていますので藁は豊富にあり、贅沢に敷きま した。  もう一つは、土壌改良です。ぶどう畑には植樹する前に、PHの調整のために石灰をまき、そして鶏糞をまいていますが、長年の耕作放棄地ですので不十分と 思い、土着微生物を元気づけて一気に増やす効果がある「えひめAI」を散布しました。  「えひめAI」は、砂糖、ドライイースト、ヨーグルト、納豆、ぬるま湯で発酵させて作ったもので、人間にとっても栄養がありそうなものです。土壌改良効 果のほかに、酵母菌の出すエステル等の揮発物質は害虫の忌避効果もあるそうです。

CONTENTS

TOP
■主な活動の内容
セミナー
フィールドワーク
ワークショップ
オピニオン(提言)
■循環研について
役員紹介
定款
活動履歴
■入会のご案内
個人用登録フォーム
団体用登録フォーム
■出版物のご案内
循環研通信
循環ワーカー養成講座記録集
循環研関連書籍
リンク