前回の報告(5月9日)からわずか50日の経過にもかかわらず、ぶどうをはじめ周辺環境も大きく変わりました。周囲の山の雪は富士山を除いて全て消えました。 |
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この写真(6月上旬)は、耕作仲間のNさんの傑作。前方の湖らしきものは実は田植えする前の田んぼ。その後ろにぶどう畑が見えます。後方の山は鳳凰三山と甲斐駒ケ岳。
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ぶどう畑の周辺には、「のらんぼ村開墾地」として、広く土地を借りています。しかし、十年以上の耕作放棄地であるためススキや葛をはじめ雑草が生え放題。耕作仲間とともにそれらを刈り、風のない日に野焼きをしました。酸性土壌も中和されるでしょう。ただ、これだけでは畑にならないので、今後、ススキや葛の根を除去しなければなりません。ちなみに、のらんぼ村開墾地を上空から見ると以下のようになります。ソーラー建設予定地は、現在、さまざまな課題に直面しており、畑地として整備しています。
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閑話休題。ぶどうの成長は、この間凄まじいもので、「毎日2cm伸びる」との印象を持っています。以下が、最新の様子で、前回の写真と比べるとその成長ぶりが良く分かります。最上の線より約30cmで切っています。2番目の写真の前方は、本年4月に植えたものです。
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すでに、花も咲き、結果しています。今秋は収穫が可能ですが、まだ2年目ですので最盛期の三分の1程度を予定しています。7月下旬から樹木の生長を促すために摘果します。
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成長が早いため、毎日の作業が欠かせません。特に山ぶどう系は「暴れる」ため、その成長を病気の予防や収穫量の観点から調整しなければなりません。その代表的な作業は以下の写真にあるような「ひげ」の処理です。山ぶどう系は、西洋種よりも「ひげ」が多く、その活動も活発で、近くのあらゆるものに絡みつき枝を密集させてしまいます。場合によっては自らの芽に絡みつき成長を止めてしまいます。まるで自殺行為のようです。この処理作業は非常に時間がかかり、私の知るぶどう畑では山ぶどう系から西洋種に代える作業をしています。しかし、その分、希少価値もあると考えています。
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順調な成長の様子を伝えてきましたが、懸念材料も2つあります。第1は、以下の写真のように一部の木で季節外れの紅葉が始まってしまったことです。現在、苗の購入先に写真、畑の位置などを送付し、原因、対策を聞いています。他にも聞いていますが、肥料、特にミネラル不足ではとの返答をいただいており、早速、施肥しました。
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第2は、小動物やシカによる食害です。最近は、太陽光発電のため林の伐採が進み、動物の出現が相次いでいます。収穫までまだ時間がありますので、柵などの対策を講じようと思っています。
今後、草刈りなどの作業が目白押しです。ぜひ、作業を楽しみに来てください。
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