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2003年2月26日 最近の原子力をめぐる動向と
市民エネルギーシナリオ
伴 英幸 氏
2003年2月26日(水)、NPO法人原子力資料情報室共同代表の伴英幸氏による講演、「最近の原子力をめぐる動向と市民エネルギーシナリオ」がノルドスペース セミナールームで行われました。
▼報告
原発がないと電力が不足するのではないかという論点がある。今すぐ止めると、夏場の何日かは電力が不足す ることは確かで1~2割節電しないといけないだろうし、また寝ていた火力を動かすとCO2問題が出る。そこで、「一定期間をかけてこうすれば原発をやめる 事が出来る」というシナリオを作ることにした。
2050年までのシナリオでは、経済指標として0.5%/年のGDP増加を設定した。
エネルギー需要量の予測においては大きな効率向上を取り込んだ。例えば家庭部門での原単位(kcal/世帯)は2010年比で20~50%向上する、など 仮定の上の仮定をおいた。議論が多いと思うが、これからの技術力をこの効率化に集中すれば可能である、と捉えている人もいるのでこの数値を当てはめた。
また化石燃料の使用をゼロに出来るかという動機にて、石炭、石油、天然ガスの各火力を2020、2030、2050年にゼロにする事を条件とした。
計算結果によれば、1次エネルギー供給量は2010年の19,419PJから2050年には9,908PJにまで減少させることが出来る。1998年比で言えば55%削減ということである。

(*)循環研通信第5号より一部抜粋→全文はこちら

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