セミナー
月日 | テーマ | 講師 |
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2009年5月13日(水) | 平和のあり方と循環型社会づくり -中米のコスタリカに学ぶ- |
足利工業大学名誉教授 循環型社会研究会理事 安原 和雄 氏 |
循環型社会づくりは、実は21世紀における平和のあり方と深くかかわっています。
平和には「反戦」をめざす従来型の狭い平和観と「非暴力」をめざす21世紀型の広い平和観があります。「非暴力」とは反戦だけでなく、環境破壊、資源エネルギー浪費など多様な暴力を防ぐことも含まれます。
コスタリカは1949年の憲法改正で軍隊を廃止し、自然環境保全、教育、医療など「生活の質的向上=非暴力化」に取り組んでいます。日本として今、そのコスタリカにどう学ぶかを考えてみたいと思います。
■講師のプロフィール
1935年広島県生まれ。一橋大学社会学部卒業。毎日新聞入社後論説委員などを経て仏教系の足利工業大学教授、同名誉教授。現在、仏教経済フォーラム副会 長、「軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会」世話人など。著書に『足るを知る経済―仏教思想で創る二十一世紀と日本』(毎日新聞社2000 年)、『平和をつくる構想―石橋湛山の小日本主義に学ぶ』(澤田出版社2006年)など。ブログ「安原和雄の仏教経済塾」が人気沸騰中。