フィールドワーク
月日 | テーマ | 場所 |
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2003年5月17日 | 「三番瀬 東京湾」 | 千葉県船橋市 |
2003年5月17日、循環研フィールドワーク「三番瀬 東京湾」が行われました。 船橋港より大平丸に乗り、大潮の三番瀬、第二湾岸道路予定地等を見学。その後、船のキャビンにて三番瀬問題に関する講演(講師:千葉商科大学 竹内壮一教授)や意見交換を行いました。 |
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▲乗せていただいた太平丸 | ▲船を運転する大野船長 | ▲自然が少なくなった三番瀬 |
▼報告 | ||
太平丸に乗船 三番瀬(さんばんぜ/千葉県)見学のため、5月17日(土)朝7時に、船橋市の船橋港インナーハーバー内に泊められている太平丸(大野一敏船長)の前に集合しました。 三番瀬では主にのりやあさりを獲ることが多いとのことでした。港の近くには獲れたての魚介類を販売するお店がいくつかありました。7時過ぎ、大野船長は手馴れた手つきで出航の準備に掛かります。およそ10分後、出航。小雨がぱらついており、気温は20度以下と少々寒かったです。太平丸は、貝類ではなくいわしを獲る巻き網漁船です。三番瀬の辺りは元々遠洋漁業の拠点で、その後食料産業の工場が増えたのこと。食料加工品工場、化学工場など工場がびっしりと立ち並んでおりました。昔はとても美しかったという三番瀬の風景の面影はどこへやら…。 船は沖を進みます。晴れていれば赤潮になった可能性があったそうですが、雨交じりの天気でしたので赤潮にはなりませんでした。水の色は透明ではなく、緑色っぽく見えました。 のりが獲れる海とのことで、のりひび(のりを取るのに使う棒)があちこちにありました。 1時間ほどの航行後、漁港に戻ってきました。海を見た後にまた湾岸の人工的な風景を見ると、いかに多くの自然が失われたかを改めて感じました。三番瀬見学後、太平丸の船内で千葉商科大学の竹内壮一教授による講演が行われました。 竹内先生から、三番瀬は多くの生き物がいる湿地として大きな価値があることが説明され、これまでの東京湾埋め立ての経緯、三番瀬反対運動の歴史等が紹介されました。 続いて、参加者による意見交換が行われ、湾岸の開発という問題は、都市のあり方という問題複合体の一部であるという認識を参加者で共有し、意見交換を終了しました。 (*)循環研通信第6号より一部抜粋→全文はこちら |
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